石けんの働き
石けんの使い方(2006.09.13)
石けんは汚れを落とす魔法の粉・石ですね。ここでは石けんがなぜ汚れを落とすのか、説明しています。
石けんは界面活性剤の働きを持っています(この界面活性剤は、合成ではなく、自然のものなので、安心してください)。
界面活性剤とは、水になじむ性質と油になじむ性質の両方の性質を持っているものをいいます。界面活性剤は汚れを衣類や体から引き離し、衣類や体に着き戻るのを防ぐために汚れを包み込む働きをします。
石けんは、この界面活性剤としての働があるため、重曹の中和作用とは異なる、より強い洗浄力をもっています。
石けんと合成洗剤の違い
合成洗剤も石けんと同様に、界面活性剤としての働きを持っています。
ただ、石けんがもつ界面活性剤の働きは、石けん本来の働きなのに対し、合成洗剤が持つ界面活性剤の働きは、合成化学物質によって作られたものである点が大きく異なります。
石けんはどうしても衣類や肌、髪に残ってしまうので、合成化学物質を使っていない石けんを選んで使うようにしたいものです。
石けんと合成洗剤の見分け方
石けんと合成洗剤の違いは成分です。製品の成分表示の欄に、次の名前を見つけられれば、それは本物の石けんです。商品名(例えば「自然派せっけん!」「大好きせっけん」など)は関係なく、成分表示の記載が決め手なので、見間違えないで下さいね。
- 無添加せっけんの成分表示
- 脂肪酸ナトリウムが95%以上 もしくは、
- 脂肪酸カリウムが95%以上
- 純せっけんの成分表示
- 脂肪酸ナトリウムが95%以上 もしくは、
- 脂肪酸カリウムが95%以上
- プラス 香料・色素・品質安定剤(無添加石けんとの違い)