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重曹を使った洗い方の基本

重曹で食器を洗う方法は、重曹水につけ置く→洗い流すという方法が基本です。

私が作っている重曹水は、洗い桶に大さじ1~2杯程度の重曹を加えるだけ。しかも、桶の大きさは約10Lほどですから、重曹の濃度は0.15%ほど。重曹の量はかなり少なめです。

重曹水につけておくと、重曹が汚れを中和してくれるばかりか、臭いを抑えてくれるので、夜につけ置いた食器を朝まで放置しても臭いが気になりません。

忙しくて疲れてしまって、夜に食器を洗いたくない。けれども朝方に臭いが気になるので、しょうがなく夜のうちに食器を洗っていたという人は、是非重曹水でつけ置き洗いする方法を試してみてください。

注意重曹はアルミを黒ずませる性質があります。 ゆきひら鍋やミルクパン、トースターのトレーなどのアルミ製品には使わないでください。

お鍋に重曹とお水を張ると一石二鳥

大き目のお鍋を使って調理した日は、そのお鍋の汚れを簡単に水で流した後に重曹をふりかけます。そしてその重曹水を張ったおなべに、夕食で使った食器などを放り込みます。

こうして放置しておくだけで、お鍋の汚れも食器の汚れも重曹が中和してくれるので、一石二鳥。重曹の使用量も減らすことができるので、重曹の節約にもなります。

量の多い汚れは下処理しておく

重曹が油を中和して、汚れを落としやすくする、といっても限度はあります。そこで、食後の食器は下処理をしてから、重曹水の中につけるようにします。

食べ残しが多い場合は、食べ残しを食器の上に残したまま、その上に重曹を直接振り掛ける方法もあります。重曹を振り掛けることで残飯から発生する悪臭を防止しつつ、汚れも中和することができるからです。

しかし、食べ残しに直接重曹をかける方法を、私は実行しません。重曹を沢山使うことになって、お金の節約にならないからです。

私は、食べ残しはゴミ箱に捨てて、油汚れはお水ですすぎ流し、時には使い古しのクッキングペーパーや広告・新聞でふき取ってから重曹水につけるようにしています。

  • 残飯 → 先にゴミ箱に捨てておく
  • 油汚れ → 不要なペーパー類でぬぐっておく

個別の食器洗いと重曹

カップについた茶あかを重曹で洗う

重曹を粉のままふりかけて、水気を絞ったタオルなどでこすります。それで落ちない場合は、重曹ペーストを塗り、しばらく放置してから軽くこすり洗いすれば落ちます。

ステンレス系カラトリーを重曹とビネガー水で輝かせる

重曹で洗った仕上げにビネガーもしくはビネガー水をスプレーして乾かせばOK。

錆(さび)は重曹で削り落とす

私は、錆の部分に重曹を振りかけて、重曹の研磨作用で削り落とします。

お鍋の焦げつきは重曹水を煮て浮かす

もし、多重構造鍋(ル・クルーゼフィスラーやビタクラフト等)を焦げ付かせた場合は、慌ててこすり洗いしないでください。ホーローを傷付けてしまったりします。まずお鍋でお湯を沸かして、そのまま火を止めて放置しましょう。それだけで焦げ付きは剥がれ落ちます。多重構造鍋の場合は、重曹は不要です。

普通のお鍋の場合、アルミ鍋に重曹は使えないので注意が必要です。重曹はアルミを黒ずませる可能性があるからです。

ステンレスなどのお鍋を焦げ付かせてしまった場合は、重曹水を張ったまっま放置するか、一度重曹水を沸騰させた後に放置します。これで重曹が焦げ付きを浮かせて落としやすくしてくれます。